2011年12月26日月曜日

ヨーガヴァースィティ 001: 概説


Yogavercity(基本教材)概説

キクダケ:それではまず、ヨーガ篇の『Yogavercity(基本教材)』をお願いします。
セツメイ:これは『健幸・至福ヨーガ』をデジタル化したものだね。



キクダケ:『健幸・至福ヨーガ』は、ヨーガヴァースィティの最初の教材でしたか?
セツメイ:これは前身の2冊の小冊子を統合したものだね。それ以前には、『ヨーガ詩抄』という手書きのテキストを 100 冊だけ作ったことがあるけどね。
キクダケ:それは見たことがありません。もう入手できないのですか?
セツメイ:大塔村(現田辺市)平瀬の文庫に1冊置いてあるはずだけどね。→解散済み
キクダケ:『健幸・至福ヨーガ』のほうはまだ有るのですか?
セツメイ:もうほとんど無いね。インターネット上でほぼ同じ内容を閲覧できるしね。これが『健幸・至福ヨーガ』で、前身の2分冊に従って、二部構成になっているよ。
キクダケ:へ〜え。第一部は「親子で行える健幸ヨーガ」となっていますね。
セツメイ:そうだよ。デジタル教材も、工夫すれば親子でいっしょに学べるものがけっこうあるけどね。
キクダケ:第二部は「健幸ヨーガから至福ヨーガへ」となっていて、第三章からはむずかしそうですね。
セツメイ:そうみたいね。第三章「ラマナマハルシの教えの理解のため に」は、1993.11 に東林院で行なった集中行「ラマナとグルたち」のテキストの日本語の部分で、英語もはいったテキストは『新テキスト全集』の pp. 573 - 615 に収録されているよ。




ラマナマハルシとグル達
■1993.11.20-23 に京都市東林院において『ラマナマハルシと現存のグルたち』というテーマの集中行を開催した記録は、ヨーガヴァースィティ 63 : 8 究極の教えの理解のために 1 ラマナの[肉体]死体験  123ヨーガヴァースィティ 77 : 8 究極の教えの理解のために 15 教えの要約に組み込まれている。







『ラマナマハルシと現存のグルたち』集中行の録音は次のリンクから無料ダウンロードできる。
■録音 1234567
キクダケ:は〜あ。右のページの英語はむずかしそうですが、左のページの日本語のほうには、面白い図解が挿入されていたんですねえ。
セツメイ:うん。デジタル版では図解は省いたけれどね。手書きだしね。
キクダケ:これはかなり程度の高い教材のようですねえ。
セツメイ:うん。ヨーガヴァースィティの集中行の中では、1990.09 に永源寺で行なった「釈尊の呼吸瞑想法から真我の探究へ」と共に、最も程度の高い集中行だったね。
キクダケ:ビデオは無いのですか?
セツメイ:録音しか無いね。テキストを見ながらその録音を聞けば、集中行の内容をだいたいは理解できるかと思うけど、レベルが合っていない人にはほとんど役に立たないだろうね。集中行に参加した人たちでも、この時の講習内容を理解できて実修に活かした人は誰もいなかったからね。
キクダケ:第四章は「真実在観」ですね。
セツメイ:これは 1992.03 に東林院で行なった集中行のテキストからのもので、元のテキストは『新テキスト全集』の pp. 545 - 572 に収録されているよ。[→ 3.4.6.sat-darśanam(ulladu narupadu 真実在観) 補足を含む唱訳[ムービー付き](各節へリンクあり)0-1011-2021-3031-40, 真実在観対話 sat-darśanam 1 ~ 4041 ~ 80
キクダケ:この『健幸・至福ヨーガ』の第二部はかなりハイレベルですねえ。
セツメイ:そうだね。それでこの本は前身と合わせて何千部も出たんだけれど、どのヨーガ教室でも第二部を扱うことは無かったね。
キクダケ:どうしてですか?
セツメイ:ヨーガの先生たちが第二部を理解できなかったからさ。
キクダケ:へ〜え、情けないですねえ。
セツメイ:あなたは理解できるの?
キクダケ:…情けない組です…第一部の第三章は「こどものためのヨーガ」となっていますね。
セツメイ:これは、その後デジタル化して、「けんこうヨーガ」(1・2)になったね。
キクダケ:この教材もヨーガスートラ yogasūtra の8段階形式になっていますね?
セツメイ:そうだよ。こどものための教材だからといって、典拠の無い教材を作るつもりはなかったからね。次のように書いたことがあるよ。
ヨーガスートラ yogasūtra に基づく修行をするレベルに達していない人達のための基本教材はあれこれできている。たとえば、ヨーガの修行をするに際して食事に関する心得が必要だが、食事をするためには料理の心得が必要になるので、そのテーマを掘り下げるための典座教訓0 概説・はじめに1典座の役割2典座の心構え3典座の一日4典座の仕事5自ら手を下す6仕事の手順7物を大切に8典座の用心9典座の修行 110食数・食量11僧食の作法12他は是れ13典座の修行214文字・弁道15文字の研究16禅寺の責任者17食事供養18物に差別を19人を差別の20建仁寺21無道心者22中国の典座23先人達の足跡24喜心25老心26大心27典座教訓簡易訳が提示されいている。料理をするには食材を調達する必要があるが、現今では食の安全という観点から自分で作って食べるという天然農法が推奨されるが、これとヨーガ修行を合体させた農あるヨーガ生活の実践については、連用日記にフォト・ムービー入りで紹介している。ヨーガヴァースィティの教材は広範にわたるので、何がなんだかわからないという人達が多いと思われるが、ヨーガ修行に真剣に取り組むならヨーガスートラ yogasūtra の全4章を学修するのが体系を見失わない最良の方法である。ヨーガヴァースィティの最終目標はラマナマハルシ Ramana Maharshi の教えをベースにした真理の覚智現成 Self-Realization (ātma-sākṣātkāra) なので、ヨーガスートラ yogasūtra の各節にラマナマハルシの教えを関連づけておいた。このようにしてヨーガを体系的に学修しながら、ラマナマハルシの教えからの恩寵を受けられるようにしてある。ヨーガスートラ yogasūtra を学修する上で非常に役に立つのは唯識三十頌である01由仮説我法02謂異熟思量03不可知執受04相応唯捨受 、05阿羅漢位捨06四煩悩常倶07及余触等倶08次第三能変09此心所遍行10初遍行触等11無貪等三根12(癡)慢疑悪見13(誑)諂与害14散乱不正知15依止根本識16依意識常現起17是諸識転変18由一切種識19由諸業習気20由彼々遍計21依他起自性22故此与依他23即依此三性24初即相無性25此諸法勝義26及至未起識27現前立少物28若時於所縁29無得不思議30此即無漏界。唯識三十頌の教えはラマナマハルシの教えと異なりはしない。
キクダケ:「けんこうヨーガ」の説明を見ると、私たちにも参考になりますね。
セツメイ:言葉はやさしいけれど、内容はヨーガスートラ yogasūtra だからね。
キクダケ:こどものための8段階からラマナマハルシの究極の教えまでと、小冊子にしては内容が濃いですねえ。
セツメイ:うん。濃すぎてうまく利用されることは無かったね。
キクダケ:残念ですねえ。
セツメイ:しょうが無いさ。ヨーガの先生たちのレベルを知ったなら、利用されなくて当たり前だよ。
キクダケ:今でも状況は変わっていませんか?
セツメイ:全然。
キクダケ:どうするつもりですか?
セツメイ:どうもしないよ。
キクダケ:なぜですか?
セツメイ:無駄なことだからさ。
キクダケ:あきらめたのですか?
セツメイ:うん、明らめたよ。
キクダケ:は?
セツメイ:ヒトゴトはどうでもいいから、あなたが修行してみれば?
キクダケ:ヨーガヴァースィティのサイトをサーフィンして、あれこれクリックするのは好きなんですよ。
セツメイ:アタマをクリックすれば?
キクダケ:アタマをクリックすると、カーソルがクルクル回ったみたいになってダメなんですよ。
セツメイ:そんなヤヤコシアタマでヨーガヴァースィティの教材を閲覧して何になるの?
キクダケ:なんか珍しいことでも無いかと思って、ネットサーフィンするのが趣味ですから。
セツメイ:正しい情報でも、歪めて入力すれば、習気(ヴァーサナー vāsanā वासना = 記憶に染み込んだ習癖)の山にしかならないよ。
キクダケ:別に歪める意図は持っていませんよ。
セツメイ:教材の内容よりも閲覧者のレベルが低ければ必然的に歪んで入力されるし、また七慢=慢・過慢・慢過慢・我慢・卑下慢・増上慢・邪慢効果?で、学習したつもりが、実は慢心を育てただけになることが非常に多いんだよ。これらのことは、ヨーガヴァースィティの集中行とか月例講習会に参加した各種の団体のヨ(ー)ガ教師たちの反応を見てきて、よくわかったことだよ。
キクダケ:私にはよく理解できませんが…
セツメイ:あなたは「分かる.分からない」とか「理解できる・理解できない」とかよく言うけれど、ヨーガヴァースィティの教材は学修、つまり“知る→わかる→(試行錯誤→)できる→変わる”ためのものだよ。単なるアタマの趣味を満足させるためのものではないよ。
キクダケ:実践のための習気が不足しているみたいです…
セツメイ:今作らなかったら、いつ修行できるの?
キクダケ:もっと時間ができたらかなあ。
セツメイ:あなたの寿命の日数カード(人生ロウソク)は、おそらくあと何千枚が限度だよ。今日も一枚引かれるんだよ。明日も一枚引かれるんだよ。1年の 365 枚の日数カードがすぐ無くなるように、その1年を 10 回か 20 回も繰り返せば、もうカードは無いんだよ。
キクダケ:…嫌なことをハッキリさせてくれますねえ。
セツメイ:ハッキリしていることに、嫌もいいも無いよ。単に事実を指摘しただけさ。
キクダケ:余命の日数カードなんて考えてみたこともありませんでした。
セツメイ:あと何万枚も有ると思う?
キクダケ:ええと、365 枚が1年ですから、10 年で 3,650 枚、万ということは…ええと…ええと…???
セツメイ:たとえ1万あったとしても、修行しない日々が1万なら、あなたは一生修行しないということだよ。
キクダケ:悲観的です。
セツメイ:そういう思いを手放して、ただ修行すればそれでいいことだよ。
キクダケ:カード枚数は問題ではありませんか?
セツメイ:問題じゃないよ。ラマナマハルシは 16 歳のある日、そのたった一枚のカードで解脱したんだしね。