2011年12月20日火曜日

ヨーガヴァースィティ 47 : 6 修行生活上の心得 10 法句経から


6 修行生活上の心得



https://youtu.be/fsQEyHxa78o

10 法句経から


(おもい)
諸法(すべて)にさき立ち
諸法は意に成る
意こそは諸法を統(す)
けがれたる意にて
(か)つかたり且つ行なわば
(ひ)くものの跡を追う
かの車輪のごとく
くるしみ彼にしたがわん

考えは
行為に先立ち
行為は考えの結果である
考えこそが行為を規定する
不純な考えで
話し行為すれば
運転する者に
車が従うように
苦しみがつきまとう


意は諸法にさき立ち
諸法は意に成る
意こそは諸法を統(す)
きよらなる意にて
(か)つかたり且つ行なわば
形に影のそうごとく
たのしみ彼にしたがわん

考えは行為に先立ち
行為は考えの結果である
考えこそが行為を規定する
純粋な考えで
話し行為すれば
人に添う影のように
楽しみがつきまとう


「彼、われをののしり
彼、われをうちたり
彼、われをうちまかし
彼、われをうばえり」
かくのごとくこころ
執する人々に
うらみはついに
(や)むことなし

「あの人は私の悪口を言い
あの人は私をぶった
あの人は私に勝ち
あの人は私からうばった」
このように考えて
こだわる人々の心に
うらみは決して
やむことはない


まこと、怨みごころは
いかなるすべをもつとも
怨みを懷(いだ)くその日まで
ひとの世にはやみがたし
うらみなさによりてのみ
うらみはついに消ゆるべし
こは易(かわ)らざる真理(まこと)なり
(友松圓諦訳『法句経』(講談社)から)

実に、うらみごころは
ほかにどのようにしようとも
うらみを持っている限り
人から消えることは無い
うらみを手放すことによってだけ
うらみは解消され得る
これは本当に本当である



法句経歌


  1. 思いは先立つ 言動に 汚れた思いは 苦悩生む
  2. 諸法に先立つのは 思い 清らな思いは 幸を呼ぶ
  3. 被害妄想 抱くなら うらみは決して やまぬもの
  4. 責められ責めるは 地獄界 こだわり捨てれば うらみ無し
  5. うらみ心を 抱くとは 自分をうらみで 満たすこと
  6. うらみで満たした 皮袋 だれが愛して くれようか
  7. 五感の窓から 誘惑が 雨風のように はいり来る
  8. 五感と口を 制御すれば 信念の岩は 動じない
  9. 職業制服 着てみても 心の制御は かなわない
  10. 思いも行為も まことなら まとう衣は 真理だけ
  11. 波の形に 気をとられ 海を忘れる 気づき無さ
  12. 波は波でも 海の波 本性観るなら 波立たない
  13. 気づきの見張りが いないなら 欲の出はいり 自由自在
  14. 気づきの見張りが 覚めてれば 欲の出はいり ままならぬ
  15. けがれた思いと ふるまいは うれいと悩みを 残すだけ
  16. 清らな思いと ふるまいは 喜び楽しみを ふるまう
  17. 悪い事して 苦しんで 不幸の人生 選び取る
  18. 善い事しながら 楽しんで 今ここ幸せ 今日明日も
  19. 学んでみたとて 行なわず アタマでっかち 口達者
  20. 口数少なく 実践し 貪・瞋・癡(とんじんち)離れ よくほどけ
  21. 道を怠る 死ンデレラ 道に励むは 生き仏
  22. 愚者に修行の 道けわし 賢者は難なく 歩み行く
  23. こころ静かに 忍耐し 励む力は 強健に
  24. 清らな生活 守るなら 悟りも誉れも 共にある
  25. 道に励んで つつしめば 聖なる流れは 智慧の海
  26. 官能生活に おぼれて 流れ流され 無知の海
  27. 放逸愛欲の 旅路は ころげころげて 地獄界
  28. 霊的登山を 続ければ すべてを見渡す 頂上に
  29. 怠る連中 尻目にし ひとり励んで 進み行く
  30. 精進する人 あがめられ いやしめられるは 怠け人
  31. 修行にいそしみ 楽しめば 心のわずらい 消えていく
  32. 怠ることなく しりぞかず 一歩一歩が 道となる
  33. 心はざわめき 動くもの いつでもどこかに 行きたがる
  34. 水を離れた 魚のよう 苦しみもだえて 騒ぐだけ
  35. 心はころころ はしゃぐもの 自分の心は ままならぬ
  36. 静かな意識で みつめれば 調教の楽しみ いや増す
  37. 心は遠出を したがるし 地下でじわじわ 根も伸ばす
  38. 果てない遠出を あきらめて 根元を明きらめ 智慧を汲め
  39. 善悪禍福(かふく)に とらわれず あらゆる分別 超えてゆき 思いの源 たずねれば いかなる畏(おそ)れも 消えていく
  40. 形ある身は もろいけど 心を堅固に 守るなら 誘惑の敵が 来たとても 智慧の剣(つるぎ)で 断ち切れる
  41. この身はやがては 横たわる 感覚意識を 失って あれほど執着した体 今は動かぬ 肉と骨
  42. 恨み妬(ねた)みを 抱くなら 自分の心に それがある こんな厄(わざわい) どこにある 自分の心の 中にある
  43. 父母親族 知人など この身を助けて くれるけど 自分の正しい 心ほど 幸せもたらす ものはない
  44. 誰かこの世を 乗り超える 真理の教えを 学び知り
  45. 誰かこの世を 乗り超える それを生き切る 人だけが
  46. この身は うたかた かげろうか 明日の身命(しんみょう) 誰か知る
  47. 瞬時の命を 知る人は 永遠の命をも 覚(さと)
  48. 好きこそ もののじょうずなれ けれど好事魔 多しという 愛憎の川で 泳ぐうち 死の淵にはまり おぼれ死ぬ
  49. 花びらと 色と香を残し 蜂は蜜だけ 集め行く 世間の生活 していても 欲は捨て置き 行(ぎょう)を積め
  50. 人の短所は よく見える 自分の欠点 気づかない 人の長所は 見たくない 自分の長所は 鼻にかけ
  51. 言葉の花を 咲かせても 行為無しには 受粉しない 真理の教えを 行なえば まことの果実が ふさふさと
  52. 花を咲かせて 実を成らせ 飾るも味わうも またよし
  53. 心に花咲き 実が成れば 世界が美をめで 賞味する
  54. 花の香りは 風につれ 遠い風下にも届く けれど善き人の 香りは 逆風ついても 届くもの
  55. センダン・レンゲが 花咲けば えにも言われぬ 香ばしさ けれど戒律 守る人 花も及ばぬ 香ばしさ
  56. 花の香りは 花が咲き しばらくただよって いるだけ けれど戒律 守る人 後の世にまで かぐわしい
  57. 戒めを守り 精進し 吾我を離れて 無我の智慧 悟りに至った 聖賢を だれも誘惑 できはしない
  58. 泥の中にも 咲く白蓮(びゃくれん) 花は清楚に 香ばしく
  59. 世俗の塵に まみれても 智慧の白光 きらきらと
  60. 眠られぬ 夜はいと長く 疲れた人に 道遠し 真理を知らない 愚か者 生死の輪廻に 目が回り
  61. 求道するには 正師を得 すぐれた 同行衆を得よ 愚かな師弟に 出会ったら むしろひとりで 修行せよ
  62. 家族財産 だれのもの 全部「私」の ものという けれど「私」は だれのもの 元から無いもの 無我のもの
  63. 愚かな短所を 自覚して 自分を知るなら まだ賢い 愚かな自分を 錯覚し 賢者と思うは 邪険かな
  64. 正師に長らく ついたとて 理解と実修 欠けるなら 箸(はし)が味を 知らぬよう
  65. 正師を一瞬 礼拝し 教えの精髄 身につけば 舌が妙味を 知るように 真理をただちに 味わえる
  66. おのれを敵だと 思うのか 自分で自分を 苦しめる 自分も他人も 敵ではない 責める行為が 敵となる
  67. 行ないをなして 悔いるなら すべてはゆゆしき 報いならん
  68. 行ないをなして こだわらず 無事を楽しむ 報いあれ
  69. 愚かな人は 罪悪の 熟する業報を 知らない みごとに熟した 結実を 食べて初めて 苦をなめる
  70. 愚者が断食 してみても 心で欲望 食べるなら 心の節制 した人の 爪の垢にも 及ばない
  71. 犯したばかりの 罪悪は すぐには結果に あらわれない けれど日に日に 成長し にがい実となり 苦しめる
  72. 愚かな人でも 考える けれど自分の 事ばかり 人の幸せ 考えず 自分の幸せ とり逃がす
  73. 在家も僧侶も 愚かなら 地位や名声 望むもの
  74. 我が意にかなうを 至上にし 欲望慢心 ふくらます
  75. 財欲ふやせば 道遠く どこまで行っても とらわれる 財欲減らせば 身も軽く 心ほどけて 涅槃道
  76. ヒトゴトは ひとまず手放し 自分に気づきを くれる人 そんな賢者に 出会うなら 仕えて教えを 受けるべき
  77. してはいけない 事を避け 自分を戒め 導けば 悪人たちに 嫌われても 善人たちには 愛される
  78. 悪い人とは 交わらず 卑しい人にも 近寄らず こころ清らな 友たちや 高潔な人に 触れるがよい
  79. 真理の世界に 生きるなら 思いは清らか また安眠 覚めては聖なる み教えに こころ満たされ 不足無し
  80. 米を作るは お百姓 家を作るは 大工さん エゴをこわすは 智慧の人 無我のハートに ひとり住む
  81. 木の葉が風に 吹かれようが 大地に抱かれ 根は不動 心の出所を 知るならば そしりもほまれも あるものか
  82. 奥底深い 淵が澄んで 静寂の世界 あるように 思いの出所の 探究し 澄み切り浄まる 安らかさ
  83. どんな欲にも だまされず 苦楽に会っても こだわらず 思いの浮沈に かかわらず 無心の手放し あるがまま
  84. 所有すること 願わずに 不法に栄えず 知足して 道に無願の 花咲かす だれに見られる ことも無く
  85. 世間の川の 右や左 右往左往の 寄る辺なさ 右や左に 片寄らぬ 聖なる流れが 身の寄る辺
  86. 真理の流れに 身を投げて そのまま委ねて 自然体 エゴ無く流され 流されて 無我の大海に とけこむ
  87. 家や資産に こだわらず 悪知恵を捨てて 清らかに 楽しみが無いと 人見ても ひとり至福に 安住す
  88. あれやこれやの 欲を去り 私有は完全に 捨て去り 思い悩みの 習癖を すべて清めて 至福あり
  89. すべての刷り込み 解消し 命の素顔に 定まって 分別もれない 完璧さ この世にありつつ 菩提涅槃
  90. 一つ一つを 卒業し 終えたからには 憂いなく 今ここいっさい あるがまま まとわりつくもの なにも無し
  91. この家・庭は 私のもの こだわり住ませる 愚か者 澄んだ心に 住むならば 天地いっぱい わが故郷
  92. 貯めることなく 節食し 思いは手放し こだわらず
  93. 空を飛び行く 鳥のよう 空の跡形 目に見えぬ
  94. 五感のたずなを 引きしめて 思いは静かな 御者のよう 道はどうあれ 今ここを 迷わずまっすぐ 進み行く
  95. すべて受け容れ 怒りなく 持戒の堅固さ 地のように 心は清らな 水のよう 輪廻と異なる 生命流
  96. 心が静まって いるなら 言葉・ふるまい また静か すべてが静まる 安息に 智慧も解脱も 憩うもの
  97. これぞ真理と 言う妄信 思いの束縛 ほどくがよい どんな誘惑 あろうとも すべて捨て置き 無為の境
  98. どこに住もうと 無欲なら すべてが楽土と 成り変わる
  99. 村・町・森・浜 どこであれ こだわらなければ 極楽土
  100. 真理を告げない 百千の 無益の言葉を 捨て去って
  101. 真理の一句を 味わえば 心安らぎ 言葉無し
  102. 真理の一句で 鎮まって 一句の真理を 生きるべき
  103. 自分に対する 百千の 他者と勝敗 競うより 比較競争元凶の 「自分」を超えれば もう無敵
  104. おのれの心を 調えて 言葉・ふるまい つつしめば
  105. 比較競争 超える故 神々の勝利 及ばない
  106. よろずの神々 崇めつつ 百年まつって みたとても
  107. 賢者に仕える ひと時に どんなまつりも 及ばない
  108. この世のご利益 求めつつ どんな財施を してみても 聖師を敬い 学ぶなら 功徳ははるかに すぐれてる
  109. 人・ものすべてを 敬って 礼節正しく 生きるなら 命花咲く 美しく 楽しく力は 満ちあふれ
  110. たとえ百年 生きたとて 慎み・静けさ 無いならば
  111. 戒律・禅定 智慧の日を 一日生きるに 及ばない
  112. たとえ百年 生きたとて のらくら怠けて 暮らすなら
  113. 生死の因果を 見極める 悟りの一瞬に 及ばぬ
  114. たとえ百年 生きたとて 生老病死の 枠の中
  115. みずから思いの 枠はずし 不滅無上の 惑苦(わっく)無し
  116. 善は進んで これを成し 悪は遠ざけ 身を守る 功徳積むにも 意志弱く 悪におぼれる 人もある
  117. 悪い事して しまったら 繰り返す愚かさを 避けよう 悪を重ねて 染まるなら 苦悩の色合い また深し
  118. 一つ善いこと したならば も一つ善いこと してみよう 善いことするのを 楽しめば 自他の幸せ 増すばかり
  119. 悪いことして 種をまき 発芽成長 する間 たたられることは 無いけれど ついに実るは 不幸の果
  120. 善いことをしては 種をまき 発芽成長 する間 わざわい見ること あったとて ついに実るは 幸(さち)の果報
  121. ささいな善悪を したとて なんの報いも 無いだろう
  122. そんな思いを 持つ間(ま)にも 善悪の瓶(かめ)は 満たされる
  123. 財貨所持する 旅人は 危険な道中 避けるもの 仏の中道 歩むなら 悪の盗賊 避けるべき
  124. 毒を抜くなら 無きずの手 悪に染まらぬ 無礙(むげ)の自己
  125. けれど傷ある 手はくさり 無垢(むく)を 責めれば 塵(ちり)かぶる
  126. 煩悩世界に 生きるなら 結んだ実の種 煩悩だ 迷い尽き果て エゴ消えて 結んだ実の種 無我涅槃
  127. 海のかなたや 山奥の どんな所に 行ったとて 自分意識とその欲望 恐れ怒りは つきまとう
  128. 海のかなたや 山奥の どんな所に 行ったとて 自分意識があるならば 死への恐れは つきまとう
  129. 人はだれでも 暴力と 命の危険を 恐れてる
  130. 自分が恐れる ものならば みんなの命を たいせつに
  131. 人はだれでも 幸せを 願い求めて 生きるもの
  132. みんなの幸せ 願うなら 自分の幸せ いや増さん
  133. 悪意のこもった 目や言葉 人に向かって ぶつければ 恨みや怒りの 仕返しで 自分が苦しむ ことになる
  134. どんな悪口 聞いたとて 心静かに 怒らずに 寂黙守って いるならば すでに涅槃に 達してる
  135. 牛飼いが 杖を用いては 牛をあちこち 追い立てる 命あるもの すべてみな 老死の杖もて 追われゆく
  136. 気づき少ない 愚か者 悪い事して 分からない やがて苦しみ やって来て それでもなぜかを 知ることない
  137. 非武装 無抵抗の人に 暴力ふるって しまったら 激痛・衰弱 身の負傷 重い病に 気の狂乱
  138. 治世のわざわい 不吉ごと 親族の滅び 財喪失
  139. その上落雷 家焼失 死んで生まれる 悪環境
  140. どんな苦行を 試みて 激しい荒行 してみても 心に欲望 巣食うなら 救いも清めも 来はしない
  141. たとえ豊かに 暮らしても 慎み平等 身に備え 心の静けさ 非暴力 常に守るは 道の人
  142. (むち)を我が意と 心得て よりよく走る 馬のように
  143. 人の意見を 鞭にして ひたすら精進 していこう
  144. 信じて持戒し 精進し 禅定深めて 明智を得 知行合一 実践し この世の苦しみ 超えて行く
  145. 田畑を耕し 水を引き 土をならして 家を建て それと同様 心とて 世話して初めて 住めるもの
  146. 楽しい笑いも 喜びも つらい涙に かわられる そんな無常の 闇ならば どうして光明 求めない
  147. 自分の肉体 見てみれば 骨皮(ほねかわ)筋肉の 合成 仔細(しさい)に見るなら 病の巣 どうして安住 できるだろ
  148. おぎゃあと生まれて 今どうか 病の住処(すみか)と 成り果てぬ 生老病まで 体験し 死を迎えるのは もう決まり
  149. 荼毘(だび)にふされた 骨や灰 君のまなこに どう映る 今にそうなる この体 それをのがれる すべは無い
  150. 骨のとりでに 血肉ぬり 愛着まぶして 囚われる 老いと病を 同居させ 慢心迷妄 ひそんでる
  151. 立派な車も 古びるし 美男美女とて 老いぼれる けれど心の 智慧だけは 以心伝心 継がれゆく
  152. 正しい教えを 聞きもせず 食べたり飲んだり しゃべったり 体はあっても 智慧は無し そのうち体も 老いていく
  153. 現象世界の 仮の家 創った主(あるじ)を 知りもせず 借家暮らしで 利子重ね 次に生まれて また赤児(あかじ)
  154. この幻の 家の主(あるじ) ほかならぬ自分と 気づいて もうだまされて なるものかと 我愛も我執も さようなら
  155. 若いうちから 貪らず 身心清らに 保たねば
  156. 老いるに従い 欲深く 過去にこだわり 滅びゆく
  157. 自分をいとしく 思うなら 慎み深く 生きるがよい 朝から晩まで ワガママを 厳しくチェック して生きよう
  158. 自分の心を 生徒にし よくよく調教 するならば
  159. 調和を奏でる ふるまいが 人をも導く ことになる
  160. 自分の寄る辺は 自分自身 自分を除いて だれに寄る それなら自分を まるくして ゼロに変じて 無我至福
  161. 悪いことを するは自分 人のせいに してはいけない 人も自分も 苦しめる 悪事を繰り返すは 愚か
  162. 自分の行為を 慎むは 自分の心の ほかには無い 自分にからんで 苦しめて 自分を枯らして なんになる
  163. 習気を繰り返すは 簡単 刷り込まれたまま 不義を為す けれど心を 調教し きたえ直すは むずかしい
  164. 聖者賢者の み教えを わかりもせぬのに こきおろす あまりにまぶしい 光ゆえ 暗くしないと 見えないか
  165. 悪事の記憶は 心へと 善事の記憶も 心へと 心の浄化は ジブンゴト 人がしてくれる のではない
  166. 人に善いこと するのはよい 自分に善いこと するのもよい 自分の本務を 熟知して 当てを作らず 励むがよい
  167. 誤った教えや 見解 広める人たちを 無視して 俗悪世界の 流行に 共におぼれる ことなかれ
  168. 善い事つとめて 心がけ 悪い事は さし控えよ
  169. 真理に従い 生きるなら 心は安らか いつまでも
  170. この世の現象 ことごとく 一瞬一瞬 変わるもの すべての変化に 無欲なら 死神でさえも かなわない
  171. 現象世界は 花盛り 色香に魅せられ 狂い咲き けれど色香は あせるもの 無欲の者には 迷い無し
  172. 過去がどう あったにしても 今は清らに 生きるなら
  173. 雲を離れた 月のよう この世を明るく 照らし出す
  174. 人はこの世に 執着し 色眼鏡無しに 見られない 網にかかった 鳥のよう 思枠の外に 出られない
  175. 水鳥 海空飛び回り 超能力者は 空に浮く けれど世間に ありながら 心を空(くう)じた 賢者あり
  176. 真理の教えを 信じずに でたらめ口にし 身に行なう 後の世を 信じなくとも 自分のまく種 発芽する
  177. 恵みの心が 無いならば ムチケチナンダの 愚か者 物心すべてを 与えれば 喜び安らぎ 内にある
  178. 財産権力 地位名声 手中にしたとて いつか死ぬ そんなものより ただ一つ 無欲を得るほう すぐれてる
  179. うそも悪意も 欲も無く 心に気づきが 満ちたなら
  180. 仕切りはずれた 無限界 歩む道に 跡形無し
  181. 出て来る思いを 手放して 仕切りのはずれた 正覚者 心にあるのは 静けさと 世間を離れた 安らぎと
  182. この世に 人として生まれて 命を預かる ありがたさ その上学ぶ 機会を得て 覚者に出会える すばらしさ
  183. あらゆる悪事に 手を出さず 善いこと進んで 行なって 心を清め 続けるのが 聖賢方 みんなの教え
  184. どんな苦しみ あろうとも けなげに忍ぶは うるわしい 自分のところで 解決し めいわく人には 及ぼさず
  185. 責めず害せず 節食し 朝晩静かに 瞑想し その間(かん)気づきを 失わず そして安らぎ ほほえんで
  186. どんな財産 得たとても 貪欲満たすは かなわない たとえわずかな 欲望も 残る間は 苦を味わう
  187. 物心いずれの 快感も いつか苦悩に 成り変わる 快楽求める 心止(や)み 真の平和に 満たされる
  188. 恐れを抱いて 邪信する けれど安らぎ 得られない
  189. 目覚めて 真理に 帰依すれば
  190. 苦集(くじゅう)滅する 道(みち)(ほとけ)
  191. 苦滅に導く 八正道 これが無上の よりどころ
  192. この道を歩む 修行者に 平安至福の 道しるべ
  193. 人に生まれて 目覚めるは なににも増して 尊いこと 一人の仏を 世に送る 父母の功徳 限り無し
  194. この世に諸仏が あらわれて それに従う 僧が出る 仏法僧を 支える人 あちこちにいるは うるわしい
  195. 戯論(けろん)超えたる 師と弟子に 供養捧げる 清らかさ
  196. 当てを作らず 供養して 共に戯論を 離れよう
  197. 怨み悲しむ 人の中
  198. それに染まらず 生きていこう
  199. 貪欲私有に 明け暮れる
  200. 世間にあっても つつましく
  201. 勝てばうらみを 招くだけ 負ければ くやしさ 残るだけ 比較競争 捨て去れば 心は静まる いつであれ
  202. 貪り怒りは アタマの火 運命の家を 焼き尽くす この火事静める 消防車 静かな心に 待機中
  203. この身に病は つきものと あるがままに 知り尽くせば なんの恐れが あるものか そこにあるのは 知足涅槃
  204. 病が無いのは 身の財産 知足できるは さらによし 不信の無い 信頼感は 無上の安楽 涅槃境(きょう)
  205. 一人にとどまる 静けさと 法のよろこび 味わえば なんの恐れが あるものか どんな罪悪 あるものか
  206. 聖者に会うのは よいことで 聖者と住むなら さらによい
  207. 愚者に会うのは つらいこと 愚者と住むのは なおつらい
  208. 賢明にして 聞く耳持ち 忍耐強く 戒を守る このような 聖者に従い 道を歩めば 安心だ
  209. 歩むべき道を 行かずに 誘惑の道を 行くならば いつかは選んだ その道と 自分の選択 のろうだろう
  210. 愛する人に 会えないのも 嫌な人に 出会うことも
  211. いずれも苦なら 執着を 捨てれば苦しみ 消えて無い
  212. 愛着するから 対象を 失う恐れや 悲しみが 次から次へと あらわれる 愛着捨てれば 安らげる
  213. 対象に寄せる 親しみや
  214. 喜び愛欲 貪りが
  215. ついには不安を 引き起こす
  216. 無執着なら 不安無し
  217. 正しく清らかに 暮らして 真理の教えを 守るなら 身口意三業 まことにて 世の人々に 敬愛さる
  218. 教えを知ったら よくわかり わかった以上は 実践し 実践深めて ホトケれば この身に真理の 蓮華咲く
  219. 異国から すこやかに帰り 親しく迎えられるように
  220. この世で善良に 生きれば あの世で親しく 迎えらる
  221. 怒りの因縁 たずねれば 思いと言葉と ふるまいが 気にくわないだけ それならば されらに執着 しないがよい
  222. 馬の手綱を 握っても 止められないなら 御者でない 怒りに気づいて 手放せば 心の手綱を 握ってる
  223. 怒る人には なごやかさ よからぬ人には 善良さ ケチな人には 気前よさ ウソつく人には 真実を
  224. 真実を語り 怒らずに 惜しむことなく 与えよう 自分の持つもの 請われても 求めに応じて 差し出そう
  225. つつしみをもって 行動し 他者を決して 傷つけず
  226. 常に目覚めて 学ぶなら 憂いも迷いも 尽きるもの
  227. (もく)しても そして語っても 人はとやかく そしるもの
  228. 非難や賞賛 一時的 こだわることすら 一時的
  229. 身のふるまいに 過ちなく 智慧と戒律 そなえれば
  230. どこにおいても だれにでも そしり受けずに ほめられる
  231. 身口意の怒りを 手放し
  232. すべての面で つつしみ持ち
  233. 成すを成し 語るを語り
  234. 正思正念 賢者という
  235. 生老病経て 死の門出
  236. 今こそ気づきの 灯をともし
  237. 何にも しがみつくことなく
  238. 生死超えて 安らぐがよい
  239. さびやよごれは 刻一刻 一瞬ごとに 生まれるもの 生まれるその時に 気づいて 刹那(せつな)刹那に 除くがよい
  240. さびは鉄から 生まれ出て その鉄を きずつけるように
  241. 不浄は人から 生まれ出て
  242. その人を むしばんでしまう
  243. 家は古びて よごれゆく 人のけがれは いずこから 仕切る無明が その原因 それを打破して 無垢(むく)となれ
  244. 高慢無知 つつしみ知らず 粗暴にふるまう 者にとり この世を渡るは いと簡単 けれどみんなに 嫌われる
  245. 謙虚に清廉(せいれん) 無執着 清貧に生きる 者にとり この世に生きるは 楽でない けれど好感 いだかれる
  246. 殺生虚言 そして姦淫 さらに飲酒に おぼれれば
  247. 自分の命の 根をほって 茎葉はしおれて 花咲かず
  248. つつしみ無いのは 悪いこと 貪りの限り 尽くすなら ついにはオノレが ぼろぼろに 貪り尽くされ 地獄行き
  249. 与えられた 飲食にて 満足できずに 貪れば
  250. 安らぎ得ること 決して無い 足るを知るなら 安楽だ
  251. 貪りは めらめら燃える火 怒りは執着の 爆発 愚かを救える 手綱無く 愛欲の川は 溺死呼ぶ
  252. 人の間違い よく見える 自分の間違い わからない
  253. あら探しを 他(た)に求めれば 自分の迷いが ふえるだけ
  254. 外道は戯論(けろん)を 楽しめど 仏は戯論を いとうもの
  255. 戯論世界は はかないが 不戯論の世界 普遍光
  256. 急いで物事 処理するは マインフルネスに 反する 気づきと智慧ある 者ならば 正と不正を みきわめる
  257. 正しい教えに 守られて 権力用いず 対等の 立場で相手を 導けば その者は智慧に 等しからん
  258. たとえ多くを 説いたとて 智者であるとは 限らない 憎まずおそれず おだやかに 賢く生きれば それが智慧
  259. たとえ多くを 説いたとて 教えの実践 別のこと 教えを聞いたら よくわかり 実践してこそ 仏道者
  260. ただ老いた だけでは老人 長老というわけではない
  261. 真実に生きた 智慧があり 賢明に生きてこそ 長老
  262. 姿・言葉では わからない 本心・行動 よく見ねば
  263. 憎しみ・ねたみや 物惜しみ 全部捨てれば うるわしい
  264. 頭をそっても 貪欲で みだらに生きるは なんのため
  265. エゴの剛毛 そり落とし 命の素顔で ホトケよう
  266. 浮浪するのは 浮浪者で 托鉢するのは 托鉢者 心に汚れが あるのなら 僧侶と呼ぶことは できない
  267. この世の 善悪を離れて 清らかな行為に いそしみ 智慧でこの世を 渡るなら その者は僧侶と 呼ばれる
  268. 黙っていたとて 愚かなら 無知であっても 牟尼(むに)でない
  269. 善を手にして 悪を捨て 黙(もく)しているから 牟尼(むに)という
  270. 性から生まれた この身心 性にとらわれる 性者か 老若男女の 基にある 命を敬愛する 聖者
  271. 戒を守って 聞き学び 静かに坐って 入定し
  272. これらの修行で 欲離れ 煩悩滅して 安(やす)んじよ
  273. 四諦(したい)こそ 聖なる真理 八正道こそ すぐれてる
  274. 心浄めて 目覚めるに この道をおいて ほかになし
  275. ワタシは既に 苦を滅した 四諦八正道により
  276. 仏の道を 共に行けば 苦を滅すること 確かなり
  277. 作られたものは こわされる そして苦しみを もたらす
  278. 諸行無常と わりきって とらわれなければ 智慧清浄
  279. 存在するもの ぶんどれば 愛憎生じて 苦悩する 諸法無我にて 因縁果 つぶさに観るとき 何がある
  280. 幼いときに 遊びきれず 若いときに 学びきれず 完全燃焼 しないから 老いてサカリが つく醜態
  281. 言葉をつつしみ 意(い)を調え 悪いことを しないならば
  282. 身口意三業 浄まって 聖(ひじり)の説かれる 道を得る
  283. 思いを放任 するならば ジャングルで迷う ようなもの 一つ一つを 手放せば 煩悩林消え 見晴らせる
  284. 自分を男や 女と見 異性に想いを 向けるなら 精子・卵子が つくられて 人間・人間には なれない
  285. 秋の蓮(はす)を 断つがごとく おのれの欲望を 断つべし かくして静寂 養えば 仏の涅槃は ここにあり
  286. 春はパリにて 夏は那須 秋は秋保(あきう)で 冬イラン あちこち動いて 歳をとる 寂土を悟らず 死は近い
  287. 子供や財産に おぼれて 死神に抱かれ なんになる
  288. 家族も知人も 死神へ ワイロを渡す ことはできない
  289. だから戒めを 守って 仏が教えた 正道を ひたすら行じて 歩むべし そして悟りに 至るがよい
  290. はかない快楽 捨て去って 無上の幸福 求めよう
  291. 自分の快楽 追求で 人に苦しみ 与えれば うらみつらみに しばられて それからのがれる すべは無い
  292. なすべきをせず なおざりにし 悪習増長 するばかり
  293. なすべきをなして つつしめば 悪習はついに 消えて行く
  294. 愛着高慢 ほろぼして 有るとか無いとか 「見(けん)」離れ
  295. 迷い疑いを 除いて 初めて苦しみを 離れる
  296. 仏弟子たるもの 常に覚め 昼夜を分かたず 念ずるは
  297. 覚者とみ教え その有り様(よう)
  298. 実践してこそ 僧である
  299. 仏弟子たるもの 常に覚め 昼夜を分かたず 念ずるは
  300. 身心両面での 不害
  301. 常に禅定 修しつつ
  302. 出家在家 ともに困難 共同生活 独住も
  303. けれど信仰 深くして 戒律を守れば 自由自在
  304. 善人は光り よく見える 悪人は暗く よく見えない
  305. 善き人は ひとり倦(う)みもせず 自己をととのえ 遊んでる
  306. うそを語って 悪をなし 悪いことして 知らんふり これら卑しい 行為して どちらも行き先 地獄だけ
  307. 僧侶の衣を まとっても 悪行尽くして 自制なく こんな人たち 行く先は 悪のうずまく 地獄だけ
  308. 戒律破って ふしだらに 施し物で 生きるよりも まだしも灼熱の 鉄玉 いさぎよく 呑み込むがまし
  309. 浮気にわざわい つきもので バレはせぬかと 不眠症 ばれればばれたで そしり受け ついに行く先 地獄界
  310. 邪淫におぼれて 行く末は 性病・衰弱 早死にか 隠れて遊ぶも つかの間で ばれれば不名誉 末長く
  311. 草で手を切る こともある 出家の道にも 危険あり
  312. 戒律守らず よろよろと 修行したとて なんになる
  313. まさにすべきは 勤精進(ごんしょうじん) 力強く 歩むがよい 形ばかりの 出家者は むしろこの世に ゴミをまく
  314. 悪い行ない しないこと あとで悩みが つきまとう 善い行ないこそ 励むべき 結果はどうあれ 悔いは無し
  315. この身と心は 城のよう 内も外も 共に守れ 瞬時の油断 破滅のもと 気づきをもって 見守るべき
  316. 必要無いのに 恥じ恐れ 恥じ恐れるとき そうしない
  317. こんなよこしまな 思いは 人を災いに 導く
  318. 避けざるべきを 避けて通る 避けるべきを 避けもしない こんな邪見に こだわれば 災いの道を 歩むだけ
  319. 避けるべきを 避けると知り 避けざるべきは 避けぬと知る こんな正見 守るなら 幸いの道を 歩むだけ
  320. 射られた矢を 忍ぶ象のよう 人のそしりを 忍ぶがよい
  321. 調御されたる 心こそ 王者が住むのに ふさわしい
  322. すべての道具を 点検し よく使えるように するがよい
  323. けれどこの身 この心を 調えればこそ 幸がある
  324. 激しく狂える 巨象でも とらえられれば 意気消沈(しょうちん) 心の巨大な 欲望も 意識のたずなで 制される
  325. 食べては眠って また食べて なにもしないで また眠る こんな事 繰り返すなら 貪食(とんじき)惰眠の 輪廻のみ
  326. 昨日までは 欲にまかせ ふらふらさ迷い 遊んだが 今日から心を 入れ替えて オノレの調教師になろう
  327. 泥におぼれた 象とても 援助を受ければ 救われる 正しい修行の 手助けで 悩みの泥沼 脱け出そう
  328. 人もし心 つつましく 賢明な友を 得るならば 危険や困難に 打ち勝ち 喜びの道を 共に行かん
  329. 人もし心 つつましく 賢明な友を 得ないなら 欲望世界を 捨て去って ひたすら一人で 修行せよ
  330. 愚かな者とは 旅するな ひとりで道を 歩むがよい しかし一人の その道も 心の悪を 捨てて歩め
  331. 困難どきの 友は幸い 知足できるも また幸い 善いことするのも また幸い 苦悩の解消 これ至福
  332. 性に色々 あるけれど 母性父性は 世の宝 けれど両性 超越し 聖性に生きる 道清し
  333. 老いに至るも 持戒あり 信心ゆるがぬ これ幸い 知識を超えたる 智慧を得て 悪をなさぬは また幸い
  334. 欲望を放置 するならば つる草のように 生い茂る 木々の間を 飛び移る 猿のように さまようだけ
  335. 激しい愛欲に 負ければ 結局苦悩が 増すばかり
  336. けれど克服 するならば 朝露のように 消えて行く
  337. 愛欲の根は 広く深い
  338. たとえ枝や 幹を切れど その根残れば また芽吹き 愛執の枝葉 生い茂る
  339. どんな愛着 欲望も
  340. その根を断たねば 繰り返す
  341. 歓楽にふけり その果てに 死んだときには 同じ種
  342. 愛着で 走り回るのは ワナにかかった ウサギのよう 自分で走ると 思っても ワナの中で 疲れ果てる
  343. 自分で走ると 思っても ワナの中で 疲れ果てる 愛着を捨てぬ それがワナ 無執着には ワナは無し
  344. 一つ二つの 欲を捨て 三つ四つの 欲走り そんな人たちを よく見よ 欲場(よくじょう)に つかっているだけ
  345. 鉄が固いとは いっても 物欲名誉の 比ではない
  346. 家族愛やら 自我の愛 これらの固さを 賢者切る
  347. クモは欲の巣を 作って 糸から離れる ことはない 賢者は 欲の糸を収め 何かを取るよう 仕掛けない
  348. 過去への執着を 捨て去り 未来への当ても 捨て去って 今の自分意識さえも 捨てれば何ある 無事(むじ)がある
  349. 真理の教えを 信じずに 執着の目で 世間を見て 愛着憎悪の 縄を張り 縄張り争いで くたばる
  350. 疑い恐れ 愛欲無く 清らな思いに 満たされて
  351. 真理の教えを 知りわかり
  352. 体現するなら 悟得智者
  353. 万象の実態を 知って それらに染められる ことはない 現象世界に 生きていて 染まらぬ自覚 それが解脱
  354. 真理の教えの 味わいは すべての味わい にも勝る 快楽の味は つかの間で 苦しみの味が 残るだけ
  355. 無執着者に 財物は 障害になる わけではない けれど執着 有る者は 財物で 自他を傷つける
  356. 貪り・怒り 愚かさ・欲
  357. これらの草で 田は覆(おお)わる
  358. 貪・瞋・癡・欲を 離れたる
  359. 者に帰依して 実り得ん
  360. 身体五感を 制御して 言葉正しく 親切に
  361. 思いに気づいて 手放せば すべての苦から のがれられる
  362. 手足の動きは マインフル 言葉も思いも マインフル すべてを調え マインフル 喜び静けさ 内にあり
  363. 口を制して 節食し 口から出る 言葉は賢明 その言葉は 真理の教え 甘美な静寂 余韻あり
  364. 真理の教えに 従って 思い・言葉を 調えて 真理の生活 するならば 無限の喜び あふれ出ん
  365. 得た身そのまま 知足して さらに得るもの よしとする
  366. 誰をも何をも うらやまず 清く生きるは 美事(みごと)なり
  367. あらゆる 心身現象に 私意識の 思い無く どんな生滅 あろうとも 動じない人 真の比丘(びく)
  368. ブッだの教えを 信奉し 慈悲喜捨に生きる 仏弟子は 思い計らい 静まって 幸福平和の 道歩む
  369. 心の舟から 水をくみ かろやかに旅を するがよい 貪り・怒りを 断ち切れば すみやかに 彼岸に至らん
  370. 煩悩束縛を 捨て去り 修行に勤め 励むべし 愛着憎悪の 執着を 超えれば 暴流なんのその
  371. 心を静かに 保つがよい 怠けず 欲望追うなかれ 放逸三昧 したあげく 苦渋を味わう ことなかれ
  372. 智なき人に 禅定無し 禅定無ければ 智慧は無し 禅定と智慧を 備えれば 究極の悟り もうそこに
  373. 心静かな 修行者は 人気(ひとけ)の無い場所で 一人で 真理実相 正見し 俗界に無い 楽しみ得る
  374. この身の 生老病死とを 正見と正思 するならば 生老病死は 有りつぶれ 智者の喜びに つつまれ
  375. 感覚制御し 知足して 戒律生活 よく守り 精進する友 伴侶とす これらが修行者の こころえ
  376. 親切にそして さりげなく 奉仕活動 するならば 人を幸せに してあげ みずからの喜び いや増す
  377. 花は開いて しおれゆく 実も成り種を 宿し落ちる このように修行 する者よ 貪り・怒りを 落とすがよい
  378. 体静まり 言葉また 心静かに 入定す 世間の財・地位 名声を 捨てた修行者 寂静者
  379. みずから厳しく いましめて みずから厳しく 点検し 修行者よ 自戒自愛して 深慮の安楽に 住むのだ
  380. おのれこそ おのれの救い おのれこそ おのれの寄る辺 体も心も 道の具(とも) みずから調え よく使え
  381. 覚者の教えを 信奉し それを楽しむ 修行者は 思い計らい 止(や)み静か 幸せの道が あるばかり
  382. 覚者の教えを 修すれば 歳の若さは 問題外 若者といえど 智慧あれば この世を明るく 照らし出す
  383. 欲望対象 色あせる ことを思って 欲を去れ
  384. 知足知止して 「観る」ならば すべての束縛 ほどけ去る
  385. 二元対立 乗り超えて 恐れ・束縛 なにもなし
  386. 清らで静かな 心持ち 成すべきを成して 迷い無し
  387. 太陽は昼に 輝いて 月は夜に 白く光る けれど悟りを 得た者は 昼夜の別なく 明智あり
  388. 悪いことせず 公平に 生きてこそバラモン シャモン 心の垢の執着を 離れるからこそ 出家という
  389. 聖賢を打っては いけない 打たれても 怒ってはいけない 打つ者には 災いがある 打たれて怒れば また災い
  390. 愛する人への 執着を 解消するなら すぐれてる 憎む人への 執着を 解消するなら 苦も滅ぶ
  391. 身のふるまいと 言葉使い そして思いで 悪なさず 身口意三業 調えば その人バラモンと 呼ばれる
  392. 悟った人の 教えを聞き 等しく悟る 人があれば その人こそ まさにバラモン カレを敬い 礼すべし
  393. 真理を覚知 するからこそ カレはバラモン と言われる
  394. 姿形を まねたとて 真理を知らねば ノンバラモン
  395. 粗末な衣で 体やせ ひとり貧しく あろうとも 心を静めた 者ならば カレこそバラモン とは呼ばる
  396. たとえ名家に 生まれても 自分意識に とらわれて 慢心・我欲の 固まりは バラモンなること かなわない
  397. 恐れ・貪欲を 捨て去り 束縛断ち切る者 バラモン
  398. 怒りと愛着 断ち切って 無明の館(やかた)を 出るバラモン
  399. ののしり・暴力 受けたとて 怒ることなく 耐え忍び
  400. つつしみ深く 戒を守り ついに悟るは これバラモン
  401. 諸欲に染まらず 心澄み
  402. 思いの重荷を 置き去って
  403. 正道正覚 歩む者 カレはバラモンと 呼ばれる
  404. 在家・出家に こだわらぬ 無欲の遊行者 これバラモン
  405. いつどこででも 不害守り
  406. いさかいの中で おだやかに 世俗にあっても 無執着 カレはバラモンと 呼ばれる
  407. 貪・瞋・癡無く 自我も無く
  408. 誠の言葉で 怒らせず
  409. 所与に過不足 言わないで
  410. 繋縛(けばく)を離れた カレ・バラモン
  411. 愛着無く 疑念とて無く
  412. 功罪離れて 憂い無く 貪り無ければ 心清浄(しんしょうじょう) カレはバラモンと 呼ばれる
  413. 生存欲にも こだわらず
  414. 輪廻を超越 「今」彼岸
  415. この世の彼岸を 遊行して
  416. 涅槃を館(やかた)に これバラモン
  417. この世あの世に とらわれず
  418. 苦楽とその元 解消し 輪廻の根源 断ち切った カレはバラモンと 呼ばれる
  419. 現象カラクリ すべて知り 源に憩う これバラモン
  420. 天界人界 だれとても 無業一者を いかに知る? 無名無形の 真実在 カレはバラモンと 呼ばれる
  421. バラモンには無い 過去未来 現在とて カレのものでない
  422. 自分を捨てたる 最勝者(さいしょうしゃ) 無上の覚者 カレ・バラモン
  423. 三界すべてを 観(み)終わって 無辺の光に 満たされて すべてを空(くう)じた 寂黙者 カレはバラモンと 呼ばれる


ゴータマが出家して修行をしたのは自分の苦悩解決の解脱のためで、それは上掲法句の「諸法は意に成る」の「意」の滅止=『ヨーガ・スートラ yoga-sUtra』 1. 2 によって成就された。成道後の生命活動の基本原理は「うらみなさによりてのみうらみはついに消ゆるべし」だろう。涅槃においては自他は無いので消ゆるべき思いとて無いが、<けがれたる意にて 且(か)つかたり且つ行なわば 輓(ひ)くものの跡を追う かの車輪のごとく くるしみ彼にしたがわん>世界においては、ハマス vs イスラエルやロシア vs ウクライナ+欧米のような紛争構図が頻発する。問題は意(おもい) = problem is thinking である。No problem is no thinking.