2011年12月16日金曜日

ヨーガヴァースィティ 71:8 究極の教えの理解のために 9 プラーナーヤーマ prāṇāyāma


8 究極の教えの理解のために


9 プラーナーヤーマ prāṇāyāma



https://youtu.be/Ke7SrFbXt6I

(1)ヨーガスートラ yoga-sūtra yoga-sūtra 2.53
  • プラーナーヤーマによって、第六識はだーラナー dhāraṇā に適するようになる。

(2)ラマナマハルシのアドバイス
  1. 息の流れをでみつめることは、心の抑制になります。息の観察が絶えず続くなら、息[と心]は安定します。[=アーナーパーナサティ ānāpāna-sati
    (Sayings of Sri R. Maharshi, p. 23)
  2. 間断の無い息の観察に必要な集中力が心に欠けるなら、ハたヨーガ haṭha-yoga のプラーナーヤーマ prāṇāyāma がすすめられます。
    (Sayings of Sri R. Maharshi, p. 24)

    [ナーディーしょ−だナ nāḍī-śodhana→アヌろーマヴィろーマ anuloma-viloma→ラーナしゅッでぃ prāṇa-śudhi→マハーナーディーしゅッでぃ mahā-nāḍī-śuddhi→ラーナしゅッでぃ&マハーナーディーしゅッでぃ prāṇa-śuddhi & mahā-nāḍī-śuddhi]


(3)チドばーヴァナーナンダのギーター 4.29 の解説から
入息はプーラカ pūraka(その息はアパーナ apāna)、出息はレーチャカ recaka(その息はプラーナ prāṇa)、保息と止息はクンばカ kumbhaka と呼ばれています。乱暴な間違ったプラーナーヤーマの実習は、神経系統を害します。その正しい実修は病気を治し、身体組織を調えて健康を増進し、心を平和にします…静かな心に満ちたヨーギンは、できるだけクンばカを避けて、深いリズミックな呼吸をするものです。健脚者が脚のことを気にかけないのと同様に、健全なプラーナーヤーマ実修者は、それにとらわれたりしないものです。よく調った息と喜びに満ちた態度が、健全なプラーナーヤーマを生み出すものです。
(Swami Chidbhavananda: The Bhagavad Gita, pp. 307-308)

(4)プラーナーヤーマとクリヤー kriyA の関係
脊髄神経[←アーサナ]→脊髄[←クリヤー]→脳髄[←サンヤマ
↑         ↑
自律神経[←プラーナーヤーマ]        ↑

脳神経[←プラティヤーハーラ] →→→→→→ ↑


ヨーガのプラーナーヤーマ prāṇāyāma といっても、種々雑多なやり方が流布してしまっているので、伝統的な経典に従って指導してくれる人に習うのがよいけれど、そういう指導者を見つけるのも容易ではないほど何がなんだかわからないヨ(ー)ガ教師たちがゴロゴロしている。そういう状況にある中で、ラマナマハルシがだいぶ前に示してくれた上掲のの二つのアドバイスは、方向性が明確で非常に適切な教えである。ラマナマハルシのどのような教えも、現象源真実在 sat (Self) から派生した各現象までの距離(展開過程)が明確な自覚に基づいているので、一つ一つの教えにしがみついて学修するだけでも、いずれ現象源の方向への帰還につながっていく。ところが方向性が無い、あるいは見失っている指導者たちに雑多なプラーナーヤーマやその他の行法を習っても、次のステップが何(どこ)へつながっている迷路なのか知れたものではない…