2011年12月9日金曜日

みんなのギーター2章71節


bhagavad-gItA 2.71


[テキスト]




  1. すべての欲望を捨てている人は 愛着無く行為する: 私たちは、なにかをするときに、色々なことを考えてしまうものです。皆さんは、つぎのようにしてはいませんか?
    (1)こうすればこうなるだろうと、つごうのいいことを考える。
    (2)これをしているのは、この自分なのだと意識してしまう。
    (3)してしまったあとで、 自慢したりくよくよする。
    こういうことを考えないようになれば、すべての欲望を捨てている人のように、愛着無く行為することができるようになるでしょう。
  2. 私有欲も自意識も無いその人は:これは自分のもの、ずっと持っていたい、人にあげるのも・貸すのもいや、と思うのが私有欲です。自分は・自分が、と思うのが自意識です。私有欲も自意識も無いという人は、めったにいません。でも、上の (1)・(2)・(3)のように、考えないように練習していけば、だんだん私有欲も自意識も無い人に似てきます。
  3. 寂静に達する:似ていくうちに、もっと本物らしくなり、私有欲も自意識も無いその人と、すっかり同じになれば、その人の心は、光り輝く、大きく広い静かな海のようになる=寂静に達するでしょう。私たちが、悲しくなったり、いやになったり、つらいと思ったりするのは、自分は・自分が、という考えを持っているからです。だれが悲しくなったり、いやになったり、つらいと思ったりしているのですか? と、聞かれれば、みんなが、自分(私)です、と答えます。自分は・自分が、と思う自意識から離れればよいのですね。



[参考]


私有欲と自意識:あなたは、色々なものを所有していることでしょう。人にあげるのはもちろん、貸すのもいやなほど大事にしているものが(たくさん)あることでしょう…それが私有欲です。当然そこには自意識が働いています。この自意識は、あなたと共に一生働き通しですから、ちょっとは休ませてあげませんか? そのような思いやりはいかがですか? 損する、ですって?それでよいのです。もうけることばかり考えないで、人生の後半ぐらいは、私有欲でも自意識でも損を重ねて、そっと静かに生きましょう。