2011年12月8日木曜日

kriyat05 ビージャ・マントラ bIja-mantra (by vyAsa Houston)


!!クリヤー・ヨーガ kriyA-yoga の実修に入る前に『ハた・ヨーガ・プラディーピカー haTha-yoga-pradIpikA』1章2章の実修が必要です!!勝手にクリヤー・ヨーガ kriyA-yoga だけを実修して心身の不調に陥っても、当教材の提供者は責任を負いかねますのでご注意ください!!

第5章 ビージャ・マントラ bIja-mantra (by vyAsa Houston)


[A.ビージャ・マントラ]



http://youtu.be/zLsQ2AzXljk

チャクラ・サウンズを使って、このようにするという方法を紹介したわけですが、あくまでも一つの方法ですから、これを採用しなければいけないということはないのです。色々な方法がありますが、要は皆さんの神経叢(そう)に ヴァーサナー vAsanA(習気=執着)として残っているものを、どのようにして浄化したらいいかということです。たとえばぼくたちが持っている癖は、汚れみたいなものです。チャクラ・サウンズとか、視覚的なチャクラ・だーラナーというのは、洗剤みたいなものです。こういう汚れにはこういう洗剤がいいですよということですから、諸々の大師方の教えというのは、洗剤みたいなものです。それで自分のアカを落としたらいいということです。


チャクラ・サウンズの続きとして、今度はヴィヤーサ・ヒューストン先生の Bija Mantras というテープを聞いていきます。今度は音楽なしで、ヒューストン先生のみごとなサンスクリットの発音を、チャクラに当てはめていくわけです。

ヴィしゅッだ・チャクラのサンスクリットのアルファベットを見ていきますと、左から順番に m をとっていって、a,i,u,(r,l),e,o とアルファベット順に並んでいるのに気がつくでしょう。


サンスクリットのアルファベットというのは、チャクラの次元の上下(高低)の順番で並んでいるとわかりますね。それでサンスクリットを勉強するだけで、霊的に進歩するというようなことがよく言われています。神に至る 50 音みたいなものです。

チャクラの図を使いたい人は、サティヤーナンダ・パラマハンサ先生のものもいいと思います。今回は、しヴァーナンダ・ラーだーというヨーギニーが書いたハた・ヨーガの本から、別に印刷されて販売されているチャクラの図を用いようと思います。これには、チャクラ・サウンズがサンスクリットのデーヴァナーガリー devanAgarI として描かれているのです。ヒューストン先生の発音を聞きながら、デーヴァナーガリーを見ていって、チャクラ・サウンズをぐるっと一回りして、そのあとムーらーだーラ全体に集中しながら、この図のビージャ・マントラ LAM に視線を定めてじっと見て、そのあと目をつむって、出てくる感情思考に気づいて手放すのをしていくと、チャクラ開発のいい修行になります。チャクラの図はそのほかのものでもいいのですが、日本の先生たちが外国のものから引用して、三流のイラストレイターがなぞり描きしたものなどは、やめたほうがいいです。 霊的にも芸術的にも訴えるものがありませんので、なるべく一流のものに触れていってください。触れたものに私たちは染まるのですから。

[B.チャクラ]


  1. 第1番目のムーらーだーラ・チャクラです。一般には尾骨の末端と言われていますが、ぼくたちは会陰を採ります。会陰に合わせておいて、そしてビージャ・マントラは LAM です。LA というのはぬるっとした感じですね。R じゃなく L。皆さんの会陰は柔らかいでしょう。LA という感じなんですね。ペタルマントラの発音の違いがわからない方は、さっきの LAM だけわかればいいです。いずれも会陰に意識を合わせておいて、これらを聞けばいいのです。方法だけおぼえておいてください……以上がムーらーだーラ・チャクラです。では会陰に集中して暝目してください。そのフィーリングをつかんでください……
  2. 第2番目のスヴァーでぃシたーナ・チャクラにいきます。ぼくたちの場合には尾骨末端を採ります。VAM、water(水)エレメントです。ヴァムヴァム (^_^) 尾骨に響かせてください。尾骨は背骨の一番下のところです。そのつぎはペタルマントラですが、bam から始まります。つぎは気息音の bham。つぎは mam, yam。つぎは ram、日本語のラをちょっと巻舌にした感じ。つぎはやわらかいほうの「ら」で lam。これがスヴァーでぃシたーナ・チャクラです。では尾骨末端に意識を合わせて、そこで息をするような感じでフィーリングをつかんでください。そこのヴァイブレイションを感じる……
  3. 第3番目のおへそのま後ろあたりのマニプーラ・チャクラで、RAM です。いかにも消化の火がめらめらと燃えるような感じがしますね。こんどはペタルマントラです。チャクラの図では、時計回りに 12 回ってきます。最初 Dam,Dham から始まります。d の下に点を打ってあるの [= D] は、上の歯の根元よりちょっと上に、日本語のダよりもやや奥に舌先がはいるのです「=ダ]。つぎの Nam も、日本語のナよりももう少し舌が上にいって、ちょっとぬめるような感じの反舌音です。tam これは日本語のタとほぼいっしょです。つぎは気息音の tham。dam は日本語のダとほぼいっしょです。つぎは気息音 dham。nam は日本語のナとほぼいっしょです。pam は日本語のパといっしょです。つぎは気息音 phamです。そうしたらマニプーラ・チャクラに意識を合わせておいてください……
  4. 第4番目のアナーハタ・チャクラで、 ビージャマントラは YAM です。胸の領域、あるいはその背骨側に意識を合わせてください。kam は日本語のカと同じです。つぎは気息音の kham です。gam は日本語のガと同じです。気息音が入って gham。そのつぎの Gam は「ワタシガ」のガ(鼻音)という感じです。cam は日本語のチャと同じです。つぎは気息音が入って cham。チャの濁音 jam。気息音の jham。つぎはニャという感じで Jam。Tam は反舌音。それに気息音が入って Tham。そうしたなら胸の背面か前面に意識を合わせて、アナーハタ・チャクラにだーラナー覚触……
  5. 第5番目のヴィしゅッだ・チャクラの ビージャ・マントラは HAM です。今度は 16 の2次的なビージャ・マントラがあります。最初は am。つぎは長くなって Am。im,長くなって Im。um、つぎは長母音の Um。Rm,長音の RRm。つぎはlRm、長くなって lRRm。em は元々長音です。複合母音の aim。ここで om になります。つづいて aum、am、ここで aham アハン。段々全体生命に近づいてきます。それではヴィしゅッだ・チャクラに意識を合わせておいて、しばらく瞑目してください……
  6. 第6番目のアーギヤー(アージニャー)・チャクラで、おなじみの om。眉間か頭の奥に意識を集中してお聞きください。しばらくアーギヤー・チャクラにだーラナーして、そうしながら2次的な2つの音をお聞きください。頭の中心に集中したまま……
  7. さて最後は無いのですが、しいて言えば om の続きですので、サハスラーラ・チャクラになります。om の m が消えていく世界です。頭のてっぺんに意識を合わせておいて、しばらく瞑目しておいてください。聞きながら意識を合わせていると、そのへんがズキンズキンと脈を打っているのがわかるでしょう。それを感じ取れるようになったらいいのです……
最後に om で終りましたね。om というのは全体生命を表わした究極のマントラです。その全体生命のことを歌ったもう少し長いマントラがあり、第 13 章に出てきます。それをヒューストン先生が唱えていたところです。その意味は

あれは完全であり これは完全であり 完全から完全が生じる
完全から完全が取り去られても 完全に完全が付け加えられても
完全だけが残る

という、たいへん有名なイーしゃ・ウパニシャド Iza-upaniSad の最初の invocation(祈りの文句)です。このように非常に正確な、そして魅力的なヴィヤーサ先生の発音を用いて、各チャクラに意識を合わせていって、 だーラナー覚触していく方法もあります。

各チャクラの意味などに関しては、ジョーハリの CHAKRAS という本がありますね。それからサティヤーナンダの Kundalini Tantra が、大変すぐれています。そのほかヴェーカテーしゃーナンダ veGkaTezAnanda の Yoga という本の pp. 115-123 に、大変うがった見解が出ていますのでご覧ください。チャクラのサンスクリットの名前が、英語とどう関係があるのかなどが出ています。この本を一冊勉強すると、ハた・ヨーガからジニャーナからカルマ・ヨーガまで、全部勉強できるようになっているのです。そうしたなら最後に自分で意識を集中しやすいチャクラに置いて、瞑默しましょう。